2023年2月8日の「有機の日」にあわせて、豊岡市内の学校給食に地元の有機JAS農産物が使われました。 市内生産者さんご協力のもと、豊岡オーガニックワークスさんから「ままにんじん」、タチワキゆとり農園さん(立脇さん)から小松菜、ナカツカサファームさんから大根が提供され、当日出石・福住小学校には生産者の方々も足を運び、子ども達と一緒に給食をいただきました。 小学5年生の皆さんは事前にオーガニック野菜のことや生産者の方々を調べており、給食時間の放送で流してくれていたのが大変印象的でした。 今後学校給食への有機野菜・地元農産物の使用率UPに向けての第1歩となりそうです。
実は、現在豊岡市では「オーガニックビレッジ宣言」に向けて「有機農業実施計画」の策定を検討する委員会が開かれています。 有機農産物(米・麦・野菜)の生産者さん、給食センターさん、JAたじまさん、農業改良普及センターさん、農林水産課・コウノトリ共生課など、農業・有機農産物に関わる方々が委員となっています。 そして、COARSメンバーの森本も策定委員を務めさせていただいております。 それぞれの分野での情報や知識、思いを総動員しながら計画を検討しております。
計画のなかでも議論されている「学校給食」は、有機農産物の生産・消費だけでなく、地元の食・農業を知ってもらい”有機”への理解を促進させる「食育」の面でも重要な役割を担っています。 豊岡市では既に減農薬タイプのコウノトリ育むお米が100%提供されており、無農薬タイプのお米への全面転換を目指しつつ、野菜など農産物のオーガニック化も徐々に推し進めていこうと計画しています。 子どもたちに安心・安全な食材を届け、地域の農業への理解を深めてもらい、そして地産地消に繋げていく。 地域のひとや地元農産物が地域内で循環していける社会となるよう、COARSは今後も全力で取り組んでまいります。
Comments